エンディングノートを残す意味

紙媒体では不安

インターネット経由で提供されるさまざまなサービスを使う方法もあります。

紙のエンディングノートには機密性、保全性、伝達性といった問題もあります。 重要な秘密が書かれている事が多いので人目につくところには置けません。 火事や地震が起きたときに消失してしまう危険があり、それ以外にも紛失する可能性もあります。 かといってわかりにくいところにしまっておくと、自分になにかあった時に誰にも見つけてもらえません。 紙のエンディングノートはこれらのバランスが難しいのです。 この問題を解決する方法として、コンピューターやインターネットに詳しい方向けですが、メールボックスを利用したエンディングノートのクラウド版という手があります。

すでにエンディングノート機能に特化したクラウドサービスはいくつかあり、これらのリスクはサービスの継続性くらいでしょう。 エンディングノートの目的を考えると、このサービスは数十年続いてもらわないと意味がありません。 過去にもインターネット関連のサービスは数年で撤退する企業がたくさんあり、同様にエンディングノートのクラウドサービスにもそのリスクはあります。 そのリスクは最小限にするべきですので、自分の寿命以上に長期的に続きそうなサービスを提供してくれるところを選びましょう。 敷居の低さと永続性を考えると今のところGmailが安心できるのではないでしょうか。 メールの件名をエンディングノートとして、メール本文に必要データを書き込んでいけばこれも立派なエンディングノートとなります。