エンディングノートを残す意味

クラウドサービス

添付ファイルでさまざまなデータも一緒に。

クラウドサービスを利用したエンディングノートなら、本文だけでなくエクセルで作った知人の住所録、遺影の画像データなども残しておくことができます。 そしてそのメールが完成したら下書きとして置いておくという手もありますが、間違って消去してしまう可能性もあるなら自分のメールアドレスに送っておく、 というのがよいでしょう。自分に何かあったときには、エンディングノートというタイトルのメールを探してもらえばすぐに見つけてもらえます。 ただしこの場合は他のメールも見られてしまうことになりますので、普通のメールは読まれたくないというのであれば、 エンディングノート用にアカウントを用意したほうが安心です。

このようにエンディングノートを電子媒体にすることのメリットは他にもあります。 エンディングノートは気軽に書き始められて、簡単に後日の訂正をすることが可能なことが重要ですが、この点でも電子データは有利です。 遺言書に相続のことを書くわけではないので、そのような柔軟さは大事です。電子データなら修正も簡単ですので、 思いついたことから順番に好きなことを書き始めていくことができます。 遺族へのメッセージはどうしても手書きの方が良い、というのでなければ選択肢としては充分に魅力的なものではないでしょうか。 このクラウド版エンディングノートの問題は、自分に何かあったときにどうやって見てもらうかでしょう。 エンディングノートが収められているアカウントとパスワードをどうやって残しておくかということです。 信頼できる人に伝えておくか、金庫の中にそれらを記したメモを入れておく、普段誰にも使わせない自分用のパソコンに残しておく、などでしょうか。